20代転職

20代高卒の人が転職する際に心得ておくべき6つのポイント

20代高卒の転職では、学歴不問の業界を中心に応募することがポイントになります。

オフィスワークの仕事は大卒であることを条件にする場合が多いので、実力主義の業界を選んで応募することが成功のコツになります。

20代高卒の転職事情

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応募条件

20代高卒の人が転職を行う場合は、まず採用の条件を確認することが重要です。中途採用を大卒に限定している企業もありますので、求人の学歴の条件に注意して高卒が応募できることを確認する必要があります。

企業の応募条件も様々で、大卒よりも早く社会人になった高卒の豊富な経験やスキルを評価する企業もあります。大企業で応募条件は大卒になっていても、高卒で優秀な人材であれば採用したいと考える企業もあると思われます。

給与

厚生労働省のデータから高卒の平均年収を推定すると約420万円になり、大卒と大学院卒の平均年収より180万円ほど低い金額です。20代では前半が約330万円で後半が約390万円と推測されます。

ただし業界によって年収の金額は異なります。

IT企業は20代前半が約290万円で後半は約340万円と全体より少ないのですが、高卒の平均年収は約530万円となって高卒全体の平均年収より110万円ほど高くなっています。

ポジション

高卒で会社に入社した場合は大卒よりも長い実務経験を積んでいるので、20代では職務に精通しておりマネジメントの経験をしている場合もあります。そのため20代の転職では管理職になれる可能性も考えられます。

実務経験の詳細を整理して、転職の際に職務能力をアピールできるようにしておくことが大切です。またマネジメント経験についても内容を説明できるようにしておくことで、管理職として採用されることもあると思います。

業界・職種

高卒の転職に適しているのは、基本的に学歴不問の業界や職種です。学歴不問で高収入が期待できるのはIT業界が考えられます。また資格を取れば学歴が無くても通用するのは、公認会計士や司法書士、弁護士などです。

その他高卒で転職に向いているのは、公務員や運送業、介護・福祉業や美容師、製造業や飲食業、ホテル業や小売業、タクシー運転手や販売業などがあります。更にイベント業やフィットネスなどの新しい業種もあります。

20代高卒転職に必要な要素

転職の目的

20代高卒の転職では、目的をはっきり定めて活動をすることが大切です。転職で現職と別の仕事をやりたいという目的があるのか、それとも年収をアップさせたいという目的なのかによって活動の内容が違ってきます。

現在と異なる仕事をやりたい場合は、希望する仕事の業界の動向や企業を調べて入社の条件に大卒の制限がないかどうかを確認する必要があります。年収のアップを希望する場合は年収が高い業界や会社の応募を目指します。

志望する仕事と自分の適性

志望する仕事を目指して転職をしても仕事に対する自分の適性がない場合も考えられます。現職を続けた方が職務能力の向上があり仕事が面白くなってくる場合もあるので、慎重に比較して考えることが大切です。

20代の高卒の転職は大卒との学歴の違いによる不利な面があるので、転職をする場合は失敗をしないように注意することが大事です。やりたい仕事だと思っても適性が合わずに早期に退職すれば、次の転職は更に難しくなります。

資格

20代高卒で転職をする場合は、大卒で転職をするよりも資格の持つ意味が大きくなると考えられます。大卒は学歴だけで転職に有利な場合がありますが、高卒の場合は資格で補強することで優位性が出ると思われます。

転職で有効な資格は入社した企業の業務役に立ちます。たとえば外資企業であればTOEICの点数が700点以上であれば活用できると思われます。また経理の職務を担当するのであれば、簿記2級以上が武器になります。

転職エージェントの活用

大卒の転職では転職エージェントを活用することが一般的ですが、高卒の転職ではそれほど活用されていない傾向があります。しかし転職では業界や企業の情報が重要ですので、エージェントを活用することが大切です。

転職エージェントは非公開の求人を企業から依頼されていることが考えられるので、20代の高卒で転職をする場合の有力な支援になる可能性があります。コンサルタントが企業の採用担当者と懇意なケースも考えられます。

20代高卒の転職に効果的な資格

不動産業界

不動産業界では宅地建物取引士の資格が業務を遂行する上で必要になるので、資格を保有していれば転職に有利になります。

土地や建物を扱う会社は一定の割合で宅地建物取引士を雇用することが義務づけられていて、不動産業務の契約については宅地建物取引士だけができることになっています。

不動産会社の他に建設会社やハウスメーカー、鉄道会社なども宅地建物取引士の資格が必要になるので、転職する場合には有効な資格になります。

IT業界

ITパスポートはIT系の仕事をする場合に最低限の知識があることを証明する資格で、20代が高卒で転職する場合に有効だと考えられます。

IT系の仕事に未経験の場合も、ITパスポートで最低限の知識が証明されれば採用されやすくなります。

システム開発やソフトウェアの会社は高卒で未経験の転職者を採用する場合は採用側も入社する側も不安ですが、ITパスポートの資格で最低限の知識があることを確認できれば安心できます。

介護業界

超高齢化社会が進行する日本では介護の重要性が高まっています。介護の仕事は介護福祉士初任者研修の取得が最低限の条件になります。介護福祉士初任者研修は約1ヵ月の講座などで3万円ほどの費用がかかります。

更に介護福祉士やケアマネジャーなどの資格を取得すれば介護のプロフェッショナルとして活躍できます。介護福祉士は福祉系の学校卒業か実務経験で受験資格を得る必要があり、ケアマネジャーは試験合格の必要があります。

事務職

事務職の資格は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力に関するビジネス文書検定という資格があります。

またパソコンスキルを示すMOSがあり、WordやExcelなどが使えるマスターや上級のエキスパートがあります。

経理の仕事に役立つ資格としては簿記が転職に効果的だと考えられます。秘書の仕事に関する資格としては秘書技能検定があります。

一般事務の高度な実務能力をアピールするには、日商PC検定も効果的です。

20代高卒が転職しやすい仕事

営業職

営業職は学歴に関係なく業績を上げれば評価される仕事で、20代の高卒が転職しやすい職種と考えられます。営業でも法人営業と個人営業の違いがあり、また顧客を開拓する営業と既存の顧客を回るルート営業があります。

顧客を新規に開拓する営業に向いているのは外向的でタフなタイプで、ルート営業に向いているのは穏やかなタイプだと思われます。営業の仕事に配属する場合は、担当者の性格を考えて配置することが大事になります。

プログラマー

プログラマーは経験を必要とする職種ですが、経験や実績があれば学歴に関係なく高卒でも採用される職種です。デスクで長時間取り組む仕事が多くなると考えられるので、集中力がある20代には向いている仕事だと思われます。

20代の高卒で転職をする場合は、学歴に関係なく経験や実績を重要視される点で転職がしやすい職種と思われます。プログラミングをマスターするには、プログラミングスクールに通うことなどが考えられます。

運送業

運送業は高卒の中途採用が多い業種ですが、バスやトラック、タクシーの運転手などドライバーが主な仕事になります。ドライバーは扱う車体が大きくなるほど給与が高くなると言われている職種になります。

運送業のドライバーの職種や鉄道会社の技術職などは幅広い採用が行われているので、高卒の転職で採用されやすい職種と言えます。

20代で体力的な自信がある場合は、収入が期待できるので検討する価値のある職種だと思われます。

公務員

公務員は安定した働き方ができるので、人気のある職種と言えます。

色々な職種がありますが、高卒でも試験に合格すれば公務員になることができます。高卒で地方公務員を目指す場合は、各都道府県が実施している試験を受験します。

国家公務員を目指す場合は、高卒程度で受験ができる国家公務員一般試験を受験することになります。この試験は事務職である行政職と技術職に分かれていて、希望する職種の試験を受験することになります。

20代高卒転職で有効な転職サイト・エージェント

高卒の転職活動

少子高齢化が進む日本では、企業が求める人材の不足が慢性的になっている現状があります。人手不足は多くの企業で見られ、大卒と高卒の学歴の違いにかかわらずやる気があれば転職のチャンスがある状況になっています。

労働条件や人間関係などで悩みがある場合は、まず現在の会社の異動などで解決できないかを考えることが大切になります。しかし他にやりたい仕事がある場合などは、20代の若い時に転職をすることも考えられます。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイトと転職エージェントは転職活動を支援があるかどうかの違いがあります。転職サイトは自分の意志で掲載されている求人を閲覧して企業を探すので、幅広い会社から応募する会社を選ぶことができます。

一方の転職エージェントは登録するとカウンセリングを受けることができ、キャリアアドバイザーなどから自分に適した求人案件を紹介してもらうことができます。20代の転職で自分に合う企業が見つけられない場合は便利です。

転職サイトと転職エージェントのメリット

転職サイトは転職活動の支援はありませんが掲載されているページから自由に求人を探すことができるので色々な会社の求人が見られることと、面接や応募書類作成などのノウハウも得ることができるメリットがあります。

転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーがついて転職についての無料の相談ができるので、様々な転職についての悩みが解決します。応募書類や面接などの指導が受けられる他に応募企業との調整も期待できます。

転職サイトと転職エージェントのデメリット

転職サイトは求人を探すことや応募書類の作成、企業との折衝や面接の対策などすべて自分でやるので、勤務をしながらの転職活動はかなりのエネルギーを消耗します。また手軽に利用できるのでまた転職をする傾向があります。

転職エージェントは採用の可能性が低い求人案件を紹介しないので、自分が望む企業に応募できなくなることがあります。また学歴や社歴で判断されることやアドバイザーの力量で転職が失敗するリスクもあります。

20代高卒転職の注意点

求人の条件の確認

20代高卒で転職する場合は、求人の条件に学歴の制限があるかどうかをチェックする必要があります。大卒の制限があっても高卒が入社できる可能性はありますが、制限を設ける会社では入社後に苦労すると思われます。

求人の募集要項に完全に適合する人ばかりが応募するわけではなく、おそらく2割ほどは募集要項に合わない人も応募すると考えられます。しかし8割ほどの大半は募集要項に合う人なので大半の中に入ることが無難です。

自分の職務経験や能力の確認

20代の高卒で転職に挑戦する場合は、大卒と比較しても遜色のない職務経験や能力を備えている必要があります。転職をする前に、自分にそのようなレベルの職務経験や能力があるかどうかを冷静に確認することが重要です。

また会社のマネジメントを目指す場合は、組織のマネジメント能力やセンスがあるかどうか転職で管理職を務められる経験や学歴を覆すほどの仕事上の実績を上げているかどうかなども確認することが大切になります。

志望する企業の学歴の考え方

志望する企業の学歴についての考え方を調べることも重要です。高卒でも活躍できるかどうかは上層部に高卒の役員などがいるかどうかが目安になります。研究などの分野では大学院修了者が多く高卒に厳しい面も考えられます。

大企業でも営業部門などは高卒を大卒と同様に登用する能力重視の会社も見られます。そのような会社では、営業で業績を上げた高卒の社員が役員になっている場合もあり、実力次第で出世ができると考えられます。

入社までの転職活動のスケジュール化

20代に対する求人数は依然として高い状況が続いており、高卒の転職を考える人には好機であると思われます。転職を考えても活動を開始しなければ転職が成就することはないので、まず転職活動のスケジュール化が大切です。

転職活動の期間を3ヵ月前後に設定して、現在の自分の状況分析から転職サイトの閲覧や転職エージェントへの登録などを経て入社の内定までの予定を立てます。転職活動のスケジュール化で転職が進むと思います。

まとめ~20代高卒の転職は慎重に行うことで成功する

現在の日本は少子高齢化が進んで若い年代の求人が多く、20代が転職するには恵まれた状況になっていると考えられます。

20代高卒の転職の場合も求人が多く、エージェントを活用すれば転職が成功すると思われます。