
年収1,000万円以上稼げる職業はパイロットや医者などが考えられますが、資格を取得するのが難しく資格取得までの時間がかかる職業もあります。
パイロット
パイロットの仕事は気象を確認し国際線や国内線の航空機操縦を行うことで、平均的な仕事の時間は月に150時間ほどです。
仕事をするには事業用操縦士や定期運送用操縦士などの資格を取得することが必要で、平均年収は約1,190万円です。
パイロットになるには学校卒業後に航空会社に入社し航空会社のパイロット養成訓練を受け資格を取得する方法と、航空大学校に入学し在学中に資格を取得し航空会社に入社する方法があります。
医者
医者の仕事は患者の診察や手術、施術などで、薬の処方や研究機関での研究も行います。平均的な仕事時間は月間163時間ですが、実際には長時間労働もあります。
平均年収は約1,230万円で、医者の仕事をするには国家資格である医師免許の保有が必要です。
医者になるには大学の医学部または医大を卒業して医師国家試験に合格して2年間の研修を積むことが必要で、医学部や医大を卒業しなければ医師国家試験の受験はできません。
大学教授
大学教授の仕事は大学で授業やゼミ指導を行うことや研究や論文、本の執筆や学会に出席することなどで、平均的な仕事時間は月間164時間程で決まった仕事がなくても研究があります。平均年収は約1,050万円です。
必要な資格は特になく博士号の取得が一般的ですが、博士号がなくても実績が認められれば良い場合もあります。大学教授になる一般的方法は、大学院で博士号を取得して助手・講師・準教授を経て教授になることです。
税理士
税理士の仕事は、確定申告や相続税申告書など税務署に提出する書類の作成や納税者の代わりに税金の申告を行う税務代理、税金の算出方法や相続など税務相談です。
平均的仕事時間は月間150時間程で、年末調整から確定申告の時期が繁忙期です。平均年収は約1,040万円です。
税理士は国家免許の税理士資格が必要で、税理士になる方法は大学で経済や法律などを学び税理士受験資格を得て、合格後は2年以上の実務経験が必要です。
公認会計士
公認会計士の仕事は企業の財務諸表のチェックや監査の業務の他にM&Aの支援、税理士業務などで、平均的な仕事時間は150時間程で会社の決算時期は多忙になります。
平均年収は約1,040万円で、公認会計士の仕事をするには国家免許の公認会計士資格が必要になります。
公認会計士になるには、公認会計士試験に合格して2年以上の実務経験を積むことが必要になり、更にその後実務補修とその修了試験に合格することが必要です。
弁護士
弁護士の仕事は民事や刑事のトラブルの予防やアドバイスを行い、法的な問題解決のサポートをします。
平均的仕事時間は約180時間で、依頼者との面会などで勤務時間は不規則です。平均年収は約1,030万円で、弁護士の仕事には国家資格の弁護士資格の取得が必要です。
弁護士になるには法科大学院の終了か司法試験予備試験に合格し受験資格を得て司法試験に合格し、その後司法修習を1年間受けて司法修習考試の合格が必要です。
国家公務員
国家公務員の仕事は、企画立案や手続き・運用や国全体に関わる業務などです。仕事時間は不明で、国会会期中は残業が200時間を超えると予想されます。
平均年収は40代課長で約1,200万円、事務次官は約2,300万円と予想されます。必要な資格は特にないが、国家公務員採用試験に合格する必要があります。
国家公務員になる一般的な方法は、国家公務員試験に合格した後に官庁を訪問し、内定をもらい国家公務員になります。
大手総合商社
年収が1,000万円を超える職業はなかなかありませんが、年収が1,000万円以上の業界もありその業界に入社すれば1,000万円を突破できます。
大手総合商社は年収が高く、30代で1,000万円以上の人もいます。
総合商社の平均年収の1位は三菱商事の約1,540万円、2位が伊藤忠商事の約1.460万円、3位は三井物産の約1,420万円、4位が丸紅の約1,320万円、5位が住友商事の約1,300万円です。
外資系金融・コンサルタント
外資系金融やコンサルタントの業界も、実力主義で成果を上げることができれば多額の年収が得られます。
外資系は年収が1,000万円以上の企業が多くありますが、有名な会社はゴールドマンサックスやマッキンゼーなどで年収が2,000万円や3,000万円の人もいるようです。
ただし仕事は激務で残業や徹夜は当たり前の風潮があり体力勝負になることも考えられますが、それだけの年収が得られる合理的な給与体系とも言えます。
まとめ
しかし大企業は資格を持たない人でも入社するチャンスがあって、総合商社のように多くの会社が平均年収1,000万円以上の業界もあります。